雑草のはなし4「管理と除草剤②」

どう枯らすか

絡まる雑草は枯らす。そんな方向性で作業をしました。
写真のように、フェンスだったり、自転車に絡まります。

根を断つのが一番早いとは思いますが、他の雑草に埋もれていたので、とりあえず上の茎葉部分を枯らすことにしました。

除草剤のこと

使用したのは除草剤です。
「非農耕地用」で、「茎葉から吸収」され、「選択制が無い」ものでした。ここで、また選択肢が出てきます。用途によって選ぶ必要が出て来ます。

除草剤には
1)農耕地用
2)非農耕地用
があり、農耕地用はちゃんと農水省の登録番号が付与されています。それだけ農耕地用は厳密に管理されています。ちなみに、ホームセンターで売っている安価な除草剤の大半は非農耕地用です。

次に、除草剤は
1)葉から吸収されるもの
2)根から吸収されるもの
に分かれます。今回は茎葉を枯らす目的だったので、茎葉から吸収される除草剤を使用しました。これを間違えると、効果が出ません。どこから吸収されるかという点も大事になります。

最後に、選択制ですが、
1)全ての雑草を枯らしてしまう除草剤(非選択制)
2)特定の種類だけを枯らす選択制
の除草剤があります。

非農耕地用で販売されているものは、ほぼ非選択制で、散布すれば全て枯れます。ただ、雑草の種類と薬剤の相性によっては効きにくいものがあります。さらに、散布時期や環境(雨だったり土の性質)でも変わってきます。その辺はラベルから読み取っていくことになります。

そんな背景を踏まえつつ、霧吹きで除草剤を散布したのでした。ちゃんとした散布用の道具を使えばもっと簡単にできますが、今回は面積が狭かったので、霧吹きにしました。やはり、道具や資材を上手く使うことで作業効率は格段に上がります。

より使いやすい技術づくり

‥と、自分の頭の中で考えていたことを書いてみたのですが、一般の方が、これらの選択肢をたどることは結構大変かなと感じました。

そういうこともあり、スマホをかざすだけで、適切な雑草管理が分かるアプリのような仕組みを作っていきたいと考えています。ただ、技術のある方々と連携しないと進まないことなので、追々そういうこともやっていけたらと思っています。

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