雑草のはなし13「再び使い道を考える」
面白いということ
以前書いたことと少し重複しますが、足元を観察していると、結構面白い雑草が見つかります。
四つ葉のクローバー
一番分かりやすいのが四つ葉のクローバーです。最近、信号待ちをしていて偶然見つけました。見つけたら幸福になるというくらいなので、そこそこ希少です。そのため、5本集めようと思うとかなり大変です。
実は、四つ葉が出やすいクローバーを自分で育てて販売されている方がいます(偶然、テレビで見ました)。1本200円ですが、結婚式などに需要があるらしいです。「葉っぱビジネス」として紅葉などが売られているのは有名な話ですが、雑草ビジネスもまだまだこれからな感じがします。
コケ
雑草というのにはちょっと無理があるのですが、よく見ると緑色がとてもキレイです。コケについては新潟などで栽培している方がいたり、山で採取してきたものが売られていたり、コケの専門店があったりと一定の市場が確立されている印象です。
水分と光の調整に気を付ければ室内でも育てられるので、日々、目を楽しませてくれるのが人気の理由かもしれません。
マンネングサ
恐らくメノマンネングサだと思うのですが、モリムラマンネングサという名称もあって、判断に悩むところです。こちらは寒さに強くて、宮城くらいならば普通に冬を越しています。歩道の土がたまった辺りやコンクリートの上にまとまって生育しています。
たまに踏まれていたりして、ちょっと残念なのですが、時間が経つとちゃんと元に戻ります。湿気にはやや弱い(乾燥に強い)のですが、虫に食べられることもないし、病気にもかかりにくいので育てやすい雑草です。
株をちょっと採取して、シャレた容器に移すだけでいい感じになります。室内で育てる場合、光の量に気を付けつつ(コケよりは明るい方がいいので)、たまに水をあげればいいので、簡単に育てることができます。
ネットで調べてみると、植木鉢に植えられたものがいくつか販売されているようですが、コケと比べるとあまり多くはないようです。魅力をどう伝えるか・見せるかということがカギになりそうです。以前、メノマンネングサを育てたことがあるので、増やそうと思えばすぐに増やすことができます。
そんな諸々を、これから販売していけないかとずっと考えています(もう一工夫を足したいところです)今後、好奇心旺盛な方と組んで、面白いことができればと楽しみにしているところです。