雑草のはなし19「コケのこと」

雑草とコケのご縁

昔、「ハケとハゲとはどこ違う」‥という漫才のネタがあったのですが‥雑草とコケはどこが違うのでしょうか。いきなり大胆な書き出しにしてみたものの、手に負えないので細かい定義の話は本や専門家に任せることにします。

ただ、丸投げも何なので「人間の生活に密着して生育しながら、その利用手段が見いだされていない植物、または邪魔な植物」くらいにしておきます。

ちなみに、エマーソン曰く「雑草とは何か、その美点がまだ発見されていない植物である。」とのことで、ここまでくると格言めいた感じになります。

さて、2019年の10月17日にツイッターを通してご縁のできた鎌倉の「苔むすび」の園田さんを訪ねてきました。鎌倉は20年以上ぶりだったので、過去に訪れた記憶はほぼ無く、初めて訪れた気分でした。お店がある細い路地を進んだところに、古民家を活用した店舗がありました。

コケの世界

入口に入ると、早速コケが植えてあって、掘りごたつのスペースの有効活用でした。室内で映えるコケの緑色が鮮やかでした。

その後、園田さんにコケのことを色々と教えて頂きました。その中で感じたのは、実際に栽培をしながら感じたこと、気付いたことをちゃんと反映させていることでした。

それも、ちょっとした工夫をたくさん積み重ねられていて、コケを育てているガラス容器の蓋や、管理のための光源など1つ1つに意味があることを知りました。

まさに、実験と同じだと感じました。植物でも動物でも、実は適切な管理が必要で、勝手に育つということはほとんどありません。だからこそ、専門的な知識と観察力が必要になります。写真には出ていませんが、たくさんの本も棚に置かれていました。

現在、実験中のこともお聞きしたのですが、それは世の中に出てからのお楽しみとしておきます。

隙間の面白さ

コケも雑草も世間的には盲点というか、完全にスキマ産業です。少数派です。だからこそ大手が入ってこないという側面があり、やり方次第ではまだまだ面白くなる分野であると思います。

競合が少ないというのは実にいいもので、資金が少なくても工夫次第でどうにかなります。100円ショップの商品も結構活用できます。

前も書いたかもしれませんが、価値の無いもの(そう思われているもの)に自分の視点を加えて、新たな価値を提案する作業はとても面白いです。

今回は、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。園田さん、ありがとうございました!

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