雑草は、誰もが知っている存在です。
しかし、当たり前過ぎて見落とされていることがたくさんあります。
雑草の管理
例えば、雑草管理に関わる費用は毎年1兆円以上です。
除草剤の年間出荷額は1099億円です(2015年度)。
河川の管理だけで977億円が予算として計上されています(2018年)。
雑草管理を怠ると、農作物が収穫できなくなるだけでなく、
豊かな里山は荒地となります。
その結果、イノシシやシカなどの獣害が拡大します。
雑草は道路や堤防を破壊したり、鉄道の視界不良を誘発します。
このため、災害や大きな事故の原因となる可能性があります。
資源としての雑草
一方で、雑草は作物の祖先であり、有用な遺伝子資源です。
春の七草のように、我々の生活にとって身近な存在です。
雑草の繊維から服をつくったり、薬として利用した時代もありました。
雑草のこれからを創る
このように、雑草にはプラスとマイナスの両面があります。
それらを理解しながら、
人口減少時代に即した雑草との向き合い方を考える必要があります。
そこで、雑草に特化したベンチャーを立ち上げることにしました。
これから様々な実験を行っていきます。
ともに、足元から未来を創造しましょう!