雑草のはなし14「2分で標本」
雑草の記録を残す
写真が一番身近だと思うのですが、実物を残すためには標本を作製することになります。
植物標本の正式な?作り方はたぶんインターネットを検索すればすぐに出てくると思いますが、ここで紹介するのは即席版です。ちょっとしたイベント内で作るのに向いているかもしれません。
とても簡単な方法です。料理教室みたいな感じですが‥
①野外から好きな雑草を採取する
②タイルに挟む(キッチンシートで保護)
③クリップで多少強めに四方を押さえる
④電子レンジで加熱(1分20秒程度を目安に調整)
⑤裏紙の上に乾燥した雑草を配置
⑥お好みで学名を添えて(万年筆がおすすめ)
⑦ラミネートをして完成
ちょっとした工夫
厄介なのは電子レンジ内が一時的に草の匂いで満たされることくらいです(ちゃんと消えます)。また、作業で難しい部位は、花と実です。
花は色が落ちやすくなる上にキッチンペーパーにくっ付きやすくなります(加熱時間で多少の調整は可能かもしれません)。
種子は、あまり分厚いとラミネートがしにくくなります。また、水分が多いのでよく飛ばしておかないと後でカビの原因になります。
保存性
ちなみに、1年ほど前に同じ手法で制作した標本は、今でもそれなりの色彩を保っています。カビも生えていません。
ただ、直射日光に当たると色が褪せてしまうので、保存には注意が必要です。即席の標本ですが、それなりに立派なので、額に入れて楽しんでもいいかもしれません。
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