コケ栽培4「進捗」
2021年から
前回の投稿から1か月と少し経過しました。
その間、山に生育しているコケの探索、採取してきたコケを使用した試作品づくり、コケと木の苗との組み合わせなどを行っていました。容器など必要な資材の探索・購入もしていました
限られた時間なので、優先的に進めている部分と、少し遅れている部分の両方があります。それでも、全体としては進んでいる感じです。頭の整理を兼ねて、近況をまとめてみます。
山の探索
まずは、足元のことをちゃんと把握しておくために、山の探索をしていました。
要は山歩きです。春先よりも植物が伸びているため、歩きにくさがある反面、成長した木の苗が採り放題になっていました。
コケは春とあまり変化はなく、その都度、採取するのも大変なので必要量だけ採取して室内で保管をしています。
今は山に生育している個体を採取していますが、いずれは、養殖物というか自分で増やしたコケの比率を高めていきたいと考えています。
コケ×ガラス容器
ガラス容器の中にコケを植え付け、成長を観察していました。
そのために必要な備品の洗い出しと購入、室内での保管場所の整備をしていました。ちょうどよい金属棚があったので、LEDを取り付け、1個、2個と制作したものを棚に置いています。最近は地震が多いので、低めの棚にしました。
LEDはタイマーで点灯するようにしたので、手がかかりません。
今は、栽培容器が適しているかどうか、管理の頻度、コケの様子などを毎日確認しています。
10日近く放置(放置前に灌水)したりしたのですが、問題なく成長していました。ただ、一部の容器で虫が発生したので、植え直しを行うなど、どんな問題が起きるかが少しずつ分かってきた感じです。
コケ×木
山で採取してきた木の苗とコケの組み合わせも試験していました。
いわゆるミニ盆栽のようなものになります。
コケと木の成長速度や、必要な光や栄養分などが異なるので、どう折り合いをつけていくかが課題なのですが、こちらも実物を観察しながら解決していくつもりです。
木の苗木はコケが生育している土地に近い場所から採取するなど、できるだけ環境が似た者同士を組み合わせています。今のところ、順調に成長しています。
実際に見てもらう
百聞は一見に如かずということで、実際に飾るとどんな風になるかも試していました。
例えば、棚の空いた空間にLEDを設置し、コケを植え付けたガラス容器を展示したり、机の上に木の苗木とコケを組み合わせた鉢植えを置いたりしています。
実際に見てもらうことで、さらに興味を持ってもらえればという想いでした。数鉢置くだけで、小さな緑が増えるので、なかなか面白い感じになっています。
同時に、どの程度の管理が必要になるかを確認中です。
その他
情報を発信する専用のホームページ(ドメイン取得済、仮ページを整備中)、パンフレット、コケ養殖の準備(ミズゴケは先行して実施中)など色々とありますが、これも今後、進めていくものになります。
とりあえず、前回の投稿から1か月のうちに、目にみえる「かたち」は増えてきているので、今後、さらに増やしていきます。また、近いうちに、複数の店舗や事務所に試験的に置いてもらう予定です。