コケ栽培1「準備開始!」

雑草とコケの関係

まだまだ寒い宮城県山元町で、「足元にあるものを活用」するという発想でコケの栽培を始めることにしました。今は、栽培用の温室の整備を進めています。サイトの方にも「コケ栽培」というカテゴリーを追加しました。

雑草とコケとは別モノなのですが、「雑草とは、その美点がまだ発見されていない植物である(エマーソン)」という解釈があります。

実際、ゼニゴケを枯らすための除草剤も販売されているので、人間が邪魔と思えばコケも雑草に含まれてしまいます。一方で、写真を見れば分かるようにコケはとてもキレイで、ガラス容器内に植え付けられたものが鑑賞用として販売されたり、昔から苔庭があります。

人間がどう捉えるかで立ち位置が大きく変わる点が面白いところです。

目の前にあるもの

そんなコケですが、地方ではたくさん生えています。でも、足元に意識を向ける人はごく少数です。
当然、価値があるとは思われていません。だからこそ、コケに焦点を当ててみました。

価値の無いと思われていることに隠れている価値や面白さを発信していきたいと考えています。
同時に、お金が動けば、社会の様々なことも同時に動き出します。よく使われる言葉だと地域活性化という感じですが、結果として活性化につながるくらいで十分だと思います。

とにかく、面白いということが大事だと考えています。
コケ栽培に至った背景はこんな感じです。

準備状況

現在は、ビニール温室内の枯草の片付け、雑草と同じく美点が見出されていない廃材を活用してコケ栽培用の場所を整備しています。資材を縦にしたり、横にしたりとパズルのような作業を進めています。

さらに、少し先を見越して必要な備品の洗い出しと確保も行い、できるだけ早めに始動したいと考えています。実際に動き始めれば、あとは天候だったり様々な要素に左右されると思うので、臨機応変に対応していくつもりです。

その辺りは、これまで雑草を200種以上栽培してきた経験が活きるはずです。

コケ栽培については、既に何十年も行っている企業があり、ある程度確立しているようですが、これまでの知見を参考にしつつも、試すことを忘れずに実験を繰り返していくつもりです。

とにかく、できるだけ早く‥2021年3月からの始動に向けて準備をしているところでした。

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