雑草のはなし21「草刈り・除草ワールド」

雑草の展示会

2019年11月、東京ビッグサイトで開催された「草刈り・除草ワールド」という展示会に行ってきました。複数のイベントが同時開催で、大学や研究機関の展示もありました。

撮影した写真を改めて見て、ほぼ雑草に関わるものが無いことに気付いたのですが‥話が中心だったので、頭の中には残っていました。まとめると、こんな感じです。

雑草対策
①覆う(シート)
②刈る(機械)
③枯らす(除草剤)
ほぼ、この3つでした。

案外、選択肢が少ない気もしますが、確かにこんな感じかもしれません。後は、シートの素材が違っていたり、機械の機能や除草剤の種類の違いだったりします。

考えたこと

一方で、技術の展示会だから仕方ないのかもしれませんが、雑草とどう向き合うかという点は抜け気味な感じがしました。今後の雑草管理は、個々の技術はもちろん大切なのですが、大局観というか、もう少し上段の視点が必要になってくるような気がしています。

人口は減少しても雑草は減らないし、何度刈っても除草剤を散布しても、また雑草は生えてくるので、じっくり考える必要があると思います。

個人的に考えてみると、シートで押さえるというのはちょっと難しいかと思います。理由は2つあり、1つはシートの経年劣化と、2つ目はシートで覆う前に雑草をちゃんと処理(刈るか除草剤を散布するか)しないといけないことです。

機械については、自動化が進めば勝手に雑草を刈ってくれる時代が来るかもしれません。ただ、農業機械は自動車などと比較して、どうしても高価になりがちなので、例えば行政が貸し出すなどの運用の仕方がカギかもしれません。

そうやって考えていくと、除草剤の活用が一番現実的だと思います。

前にも書いたとおり、除草剤も多種多様で、雑草を一律に枯らしてしまうものばかりではありません。また、草丈を抑制する薬剤(成長抑制剤)もあるので、適切に使えば刈り取り回数を減らすことができます。

除草剤は危ないとか、残留するなどのイメージで語られがちですが、やはり現実を直視しつつ、ちゃんと科学で評価していくべきだと思います。

余談ながら、適当な量が定められている農薬の使用量を減らした「減農薬」という言葉があり、それを評価する風潮があることがずっと疑問でした。

風邪薬などの医薬品は決められた療法に従う(減医薬品という言葉は聞かない)人が大半で、薬の量を減らしても評価される風潮は無いと思うし、医師から怒られると思います。そんな訳で、農薬だけ減らせばいいんだという発想はちょっとどうなんだろうと思っています。

‥と、考えるきっかけの多い展示会でした。

豊洲の屋根

あと、豊洲の新市場の屋根に植物らしい姿があり、慌てて撮影したのが添付した写真です。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です