雑草のはなし20「雑草×空き地」

縁からのはじまり

色々と縁があり、東京・根津の空き地をどう使うかという企画に混ぜてもらいました。法律の関係で、建物を新設することができないために、空き地となっているそうです。

今は、地元の子供たちの遊び場になっているみたいです。今年の夏には野菜も栽培していたそうで、さつまいもも収穫できたそうです。ざっと見た感じですが、土はちょっと硬めで肥料はあまり多くない印象でした。あと、日当たりもあまりよくない感じでした。

植物は何が何でも日当たりの良い場所で、肥沃な土壌を好む訳じゃないので、そこに適したものを育てれば色々とできます。雑草も畑を好むものがあれば、どう見ても肥料の少なそうな荒地で成長するものもあります。

有れば有ったなりに、無ければ無いなりにどうにかなるものだということを教えてくれます。特に、置かれた場所で生きるしかない植物は、そこで根を張っていくしか無いという事情もあります。

空き地のこれから

そんな空き地に何を植えたら面白いだろうとずっと考えていたのですが、1つ思い付きました。過去にも何度か書いていたメノマンネングサ(もしくはモリムラマンネングサ)という雑草です。

ちょっと昔、趣味で育てたことがありました。簡単に育つ上に、宮城くらいならば野外でも冬を越すことができます。しかも、多少日当たりが悪くても問題なくて、棚の上で育てれば空間をムダなく使うことができます。

宮城の事務所周辺にも繁茂していて、当然、誰も見向きもしないので、ちょっと増やしてみようかと思います。稲の育苗箱(1つ100円程度)が使いやすいのですが、栽培する容器や展示方法を工夫することで、もっといい感じになりそうです。

その辺は他にもっと専門的な方(美大の方)が多くいるので、色々と教えてもらおうと思います。今のところ、「メノマンネングサを使った庭園」というのが空き地活用の一案でした。

おまけ

コンクリートの隙間にも雑草が生えていました。

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